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美白美容液が効くシミと効かないシミは?シミの種類と見分け方を徹底解説!

美白美容液Q&A

美白美容液には、効果のあるシミと効かないシミがあります。

シミといっても8種類ほどあります。シミのタイプによっては、美白美容液でせっせとケアしても効果が出ないことがあります。せっかくお金をかけて美白ケアするのですから、できるだけ効果を感じたいですよね。

ここでは、そんな美白美容液が効くシミと効かないシミはなにかを解説します。

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美白美容液が効くシミは?

8種類のシミの中で、美白美容液の効果を得られるシミを見ていきましょう。

美白成分によってもシミへの効果が違ってくるため、成分ごとの効果についても併せて紹介します。

老人性色素斑にはアルブチンが有効!

老人性色素斑は、加齢や紫外線などによりメラニン色素が増加・蓄積されてしまうのが主な原因です。

ターンオーバーが正常であればメラニン色素が一時的に増えてもスムーズに排出されますが、ターンオーバーが乱れているとメラニンの排出が滞ってしまいます。そのため、色素がシミとして肌にとどまってしまうのです。

このタイプのシミには、メラニン色素が生成されるときに働くチロシナーゼという酵を素防ぐ成分が効果的です。代表的な成分としてはアルブチンがあり、厚生労働省も認める美白成分としておすすめです。

他にも、エラグ酸やルシノール、ビタミンC誘導体、プラセンタエキス、コウジ酸なども老人性色素斑に期待できる美白有効成分です。

炎症性色素沈着によるシミにはカモミラET

植物由来の美白有効成分として唯一といわれているのが、カモミラETです。カミツレエキス由来の美白成分で、美白の他に抗炎症作用にも期待できるのが特徴です。

抗炎症したいシミといえば、ニキビ痕があげられます。外敵刺激によるシミには、カモミラETを試してみるとよいでしょう。

そばかすにはプラセンタエキス

そばかすは遺伝的な要素も関係するシミですが、10代までの若い時期にできやすい特徴もあります。その後、年齢を重ねていくうちに消えていくことも多いのですが、中にはシミに発展してしまうこともあります。

また、そばかす部分に紫外線を受けたことで、目立つシミになってしまうこともあるでしょう。そんなそばかすの悩みには、プラセンタエキスが効果的です。

動物の胎盤から抽出されたエキスであるプラセンタは、様々な成長因子やビタミン、ミネラル、アミノ酸などを含んでいます。

幅広い美容効果に期待できるプラセンタですが、メラニン色素を合成する酵素チロシナーゼの働きを阻害することでメラニンの生成を抑制する効果も厚生労働省から認められています。

ターンオーバーが活性化されることから、シミに有効とされているのです。

そばかすのある人には色白な人も多く、ビタミンC誘導体によって日常的に抗酸化することもおすすめです。

肝斑にはトラネキサム酸

トラネキサム酸はもともと、慢性的なじんましんの治療として投与されたことで肝斑の症状が消えたことからシミへの効果が発見された成分です。

肝斑には女性ホルモンのバランスに問題があるといわれていますが、紫外線も大きく影響しているといいます。紫外線によって肌がダメージを受けると、プラスミンと呼ばれる酵素が活性化されてたんぱく質が分解されてしまいます。

プラスミンが活性化されると、メラニン色素を生み出すメラノサイトを活性化させる情報伝達物質プロスタグランジンが多く作られます。

トラネキサム酸にはプラスミンを防ぐ作用があることから、肝斑などのシミをケアできるのです。

摩擦黒皮症にはハイドロキノン

スキンケアで改善していく場合にはハイドロキノン配合の美白美容液の使用をおすすめします。

ただし配合量が少なすぎると効果が得られないため美白成分の配合量が多く浸透率が高い美白美容液を選ぶ事が大切です。

そして日常の物理的な摩擦も原因としてあげられていますので、摩擦が起きる習慣や下着を変えることも大切です。

美白美容液が効かないシミは?

シミの中には、美白美容液が効かない種類もあります。ここでは、美白美容液が効かないタイプのシミについて紹介しましょう。

太田母斑

遺伝的に関係があると言われていますが、未だに不明な事が多い太田母斑です。通常のシミよりも皮膚の深いところにあるシミなので、美白美容液では効果が期待できません。

現段階では皮膚科によるレーザーでの治療が必要となります。

脂漏性角化症

角質層が厚くなり皮膚が隆起してくるタイプや平たいタイプもありますが、放置したとしても自然に治ることはなく、加齢とともに大きくなる可能性もあります。

美白美容液では効果が期待できませんので電気焼灼、冷凍療法、レーザー治療での対処が良好な結果が得られます。

花弁状色素斑

紫外線にさらされない皮膚が急に強烈な紫外線を浴びて出来てしまうシミなので、メラニン色素が角質層にまで残ってしまい炎症を起こしているので、皮膚科や美容皮膚科でのレーザー治療が一般的とされています。

ただし、普段から紫外線対策をしていれば防げるので予防が大切です。

シミの種類と見分け方

まずは、シミの種類や特徴、見分け方についてまとめてみました。

加齢が原因のシミ(色素斑)

老人性色素斑とも呼ばれるこのシミは、最も代表的なシミだといってよいでしょう。

紫外線や加齢、乾燥など原因は様々ですが、ターンオーバーが低下することによってメラニン色素が沈着してしまうのが問題です。

シミのサイズは数ミリから数十ミリ程度が多く、頬骨の高い部分にできやすいのも特徴です。

ニキビ跡などによるシミ(炎症性色素沈着)

こちらは、傷ややけどなどによって色素沈着してしまうのが原因のシミです。

老人性色素斑の場合は茶色がメインですが、外敵刺激によるシミには赤や黒などのケースもあります。

ニキビを繰り返した場合にできることもあり、傷ややけどなどが発生した部分にできやすく、サイズもその傷に合わせてできるのが特徴です。

そばかす(雀卵斑)

そばかすは、子供の頃からできる人もいるシミの一種です。

薄い茶色のシミが点々とちらばっているのが特徴で、スズメの卵のような模様に似ているため雀卵斑と呼ばれています。

遺伝的な要素で発生することも多いシミですから、他のシミとは大きく質が異なるという見方をすることもできます。頬骨、鼻の頭など、広範囲にできやすいのも特徴です。

肝斑(かんぱん)

数年前からテレビCMなどでも知られるようになったシミで、地図のようにくっきりしたサイズで出やすいのが特徴です。

顔に左右対称にあらわれるのも特徴の一つで、片側だけにあらわれている場合は違うと判断することもできます。

茶色や灰色のシミとなってあらわれ、頬骨や目尻、鼻の下など広範囲に発生しやすいシミです。原因はホルモンにあるといわれていますが、肝臓疾患の可能性もあります。

太田母斑

顔の片側の目の回り、頬、鼻、耳介に生ずる青アザです。稀に両側に生ずる場合もあります。

生まれて半年以内に生ずる事が多いのですが、思春期に濃くなったり20~40代で発症することもあります。

典型的な太田母斑は青紫色から灰紫青色なのですが、点状の色素斑を混じている場合や目の下のクマと言われているものも軽症の太田母斑です。

脂漏性角化症

良性の腫瘍の1つです。一般には「年寄りいぼ」とも言われ、皮膚の老化現象のひとつですが、若い人にもできることがあります。

肌のターンオーバーが正常に行われなくなり層が厚くなった状態です。色は淡褐色から黒色まで様々です。

形も平らなものから隆起しているものまで色々あるのが特徴です。全身どこにでもできますが、日光の当たる顔には数多く出来る傾向にあります。

花弁状色素斑

普段紫外線から衣類で守られている肩から背中が海水浴などの短時間に強い日焼けをした時に現れる数ミリ~1㎝程のシミです。

主に肌の色が白く、紫外線を浴びる機会が少ない遺伝的にそばかすが出来やすい人がなりやすようです。

摩擦黒皮症

皮膚が物理的に繰り返し摩擦刺激を受けたことにより出来る色素沈着の一つです。特徴はぼんやりとした黒、褐色として表れます。

下着の締め付け・入浴時のナイロンタオルやブラシなどの摩擦が原因です。出来やすい個所は骨が出ている皮膚部分や下着が当たる所です。

また、色黒の人はメラノサイトが活性化しやすいので摩擦黒皮症になりやすいと言われています。

 

まとめ

シミがあるのとないのとでは、顔の印象が大きく違ってきます。できればないほうが良い印象を与えることができ、コンプレックスをなくすためにもケアしたほうがよいでしょう。

自分のシミのタイプを早めに判断して、それに合ったケアをすることで、理想的な肌を目指すことができます。

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